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satowaものがたり その10〜三鷹アロマ〜


そんなおばあちゃんが本当に空中浮遊し、天に昇ったのは、

その年の暮れも押し迫った雪のちらつく日だった。

 th_DSCN1522

元気に自分の慣れ親しんだ我が家で夏を過ごし、、、

秋風が吹き始めたある朝、ベットから起き上がろうとしてもからだがよろけて起き上がれなくなった。

とうとう来たか・・!この日が・・・

この日から彼女はベットから動けなくなり傍らのポータブルトイレにも立てなくなった。

紙おむつ開始!食事もどんどん細くなり、、、そろそろ次のステージを整えなくてはーーとなってきた。

 

「最後はうちで・・・」と云って下さった院長のことばに縋ることにした。

おじちゃんを残し、また後部座席をベットにしつらえ、東京まで旅をしてもらった。

後ろを振り返ると手をあ合わせて車を見送るおじちゃんの姿に胸があつくなった。。。

 

秋も終わり冬が近づく頃には、もう食事は摂れなくなった。

食べ物を入れると癒着した部分が痛みを発する。

点滴で栄養を摂り、バルーンにおしっこ。お決まりの管だらけの状態になってきた。

水分を上手く排泄出来なくなって来た脚は毎日 象のように浮腫んだ。

その脚を毎日オイルでマッサージした。(マッサージ後は嘘のように細くなる。。。)

消毒の匂いぷんぷんの病室に精油はかかせない。

ラベンダーやユーカリを枕元にも使った。

ナースたちから「とくさんところは、いつもいい匂いで私もいやされるぅ〜〜」と好評頂いた。

清拭用のタオルウォーマーの場所も熟知。パウチの処置も清拭もおむつも・・・ナースに任せずやらせて頂けた。

お母さんは、わたしの「赤ちゃん」のようになった。(ちょっとでかいが・・・)

「近くなってきた」頃、おじちゃんにも最後の顔見せに東京まで来てもらった。

th_スキャンしたイメージ 2おばあちゃんの生れ変わり??こよ(ころ)

口に何も入れることの出来ないおばあちゃんは、いつも小さい声で

「せんべがくいてぇ〜」とか「さんま食べてる夢見たぁ」とか云っていた。

かわいそうなので「擤んだら絶対出してね」と云ってセンベエを口に含ませると美味しいと云って

噛み砕いた。そして飲み込む前にテッシュに吐き出してもらった。

大学卒業真近の孫(相方の長女)が、自作の可愛い絵本を読んで聴かせた。

ぞうさんの絵本。

 

田舎でこれから一人暮らしになるおじちゃんをどうするか−−対策も進めていた。

働けない、食事も作れない−−微妙な知的障害。申請の手続きを申し込んでいた。

その申請が通った。障害者手当を受けられる!

おかあさんの耳元にそっとその報告をした。もうあまり目も開いてくれないが、わかった?と尋ねると

軽く首を縦にうなずいた。

その翌朝、日の出前、静かに旅立った。

雪が舞う寒い朝だった。

th_DSCN0433孫(相方次女)が描いたおばあちゃん

 

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