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身体と自然 11 三鷹 整体 ストレッチ カウンセリング 呼吸法


身体と自然 11

今と違って昔は、とにかく身体を動かし手足を使う労働しかなかった。
報酬や収穫を得るための仕事以外にも、生活の一部始終が身体を動かすことで営まれた。
そして、人間の等身大の力に答えてくれる柔らかさを日本の風土は備えていた。

要するに、日本人がよく働く民族なのは、働くことの大切さと意義を知恵として持っていたからではなく、
人々の作業に多少なりとも成果をもたらしてくれた大地と海があったからである。
みんなで力を合わせて土地を耕し水を引いて田や畑を作り、海では貝や魚を獲った。

加えて海山の景色は各季節ごとに彩りを変えて人々を引き付ける。
ここに土地への愛着は極まる。つまり、大地に希望があったからこそ人々は身体を動かすことをいとわなかったのである。

僕はそうした大地と人間のエネルギー交流が日本人の勤勉さや真面目さを作り出していったと考える。
仏教や儒教が民衆へと根付いた背景にはそうした身体感性があったからではないだろうか。
しかし、大地や海からの等身大の贈り物は常に貧しさの範囲であったことも確かである。

貧しさから抜け出そうとする民族的移動も叶わぬまま、人々は生まれ育った土地に眠る先祖と共にあった。
合理化された近代都市の形が人々の意識や生活を変えてしまったが、それでもつい昨日まで田舎の村のあちこちでは
毎日草をむしる老婆の姿が風景に溶けていた。そして、日を置かずして先祖の墓に花を手向ける姿も。

日本人の身体感性は列島大地と結びつく。
どんな生命個体でもその当初から独自なものは何ひとつ存在しないことを考えると、
日本民族の独自性も人の意志選択によるものではなく、地理地形や気候環境や出来事との相関で出来上がってきたはずだ。

「母なる大地」というが、恵みと豊かさと柔らかさ、いわば女性的原理を吸い込んだ日本の民族身体は精神にもその特徴を示す。
それは、身体内感性の共通性をもってして、自己主張、或いは、自我の発達が軽んじられてしまったことである。
要するに「見ればわかる」範囲で是しとしてしまったのである。

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