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身体と自然 10 三鷹 整体 ストレッチ カウンセリング 呼吸法


身体と自然 10

ところで、一概に「身体で覚える」といっても、それは「見てみる」「聞いてみる」「嗅いでみる」「触ってみる」「味わってみる」の
五感を総動員したところのこころみの「みる」なのである。この五感に切れ味を持たせることが身体を整えるということになる。
匠の神技は五感の熟練からもたらされた。

祓い清めることによって場をしっかり整えるということは、人間においては身体を整えるということ。
場とは身体を含むものでなければならない。

自然風土がヒトの身体を作る。それぞれの民族の身体的特徴は長い時間をかけたそれぞれの環境との創作物である。
が、生きていく、生活していくというレベルにおいて身体内感性は外側に発動する意識や思考とタッグを組みながら、
独特の習慣、文化を形成していく。日本列島は身体の研ぎ澄まされた五感を産むのに手頃な土壌であったのだ。

それは、自然に対して人々が寄り添いながら生きていける範囲にあったということである。
人々が住む家は山の麓、谷あい、森の端、川の傍にあり、それぞれの集落をつなぐ道は地形に沿って作られた。
川は直線に流れない。森の中も、山の中も真っ直ぐに往来ができない。よって、道はくねくねと曲がる。

僕の田舎もそうだが、少しでも高低差があると道は曲がる。高低差がなくても曲がっていたりする。
沼地をかわし、高台を避け、森を迂回し、すでにある家々をよけながら道ができていく。
それらの形は山に寄り添い、森に寄り添い、川に寄り添っているように見える。

日本の気候は一夜にしてジャングルと化すような熱帯や灼熱の砂漠や凍てつく大地ではない。
まだ道具が粗末な時代であってもかろうじてなんとか身を守ることが可能な程度の過酷さであった。
身体生命を脅かさない自然の中では体内五感の許容度も広がるだろう。
それは、身の危険を察知する、或いは、獲物を嗅ぎつける外界に向けた鋭敏さではない。
虫の音を情趣豊かに聴くことのできる耳などはその典型ではないだろうか。

もちろん数多の災害はあった。しかし、復興してきたのである。それは人間の努力を自然に反映させることができたからである。
手作業の努力や工夫が報われる自然環境であった。手頃なコンパクトさをもつ自然は手間ひまかけるとそれに答えてくれる。
それが自然との交流となり、自然エネルギーは自ずと身体にも流れ込んできた。

僕は武道のことはよくわからないが、合気道や柔道を創始した達人たちのビデオ映像を見ると、
あのお爺さんたちの身のこなし方は、日本列島の呼吸を会得した身体リズムなのだと思う。
自分ではない何かに対する信頼が満ちているように思えてならないのだ。

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